COUNT関数・COUNTA関数・COUNTIF関数…違いは?
Excelに登場するCOUNT系の関数、きちんと使い分けられていますか?本記事ではCOUNT(カウント)関数・COUNTA(カウントエー)関数・COUNTIF(カウントイフ)関数の違いと、それぞれの使用例を解説していきます。
基本的に個数を数えるという点では一緒ですが、次のような違いがあります。
COUNT関数▶数値が入力されたセルの個数を数える
COUNTA関数▶数値または文字列が入力されたセルの個数を数える
COUNTIF関数▶検索条件に一致するセルの個数を数える
COUNTA関数▶数値または文字列が入力されたセルの個数を数える
COUNTIF関数▶検索条件に一致するセルの個数を数える
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違いを覚えて使い分けよう!
COUNT(カウント)関数は数値だけを数える!
数値が入力されたセルの個数を数えるCOUNT関数。次のように入力します。
=COUNT(数えたい範囲)
例えば次のような場面で使えます。参加費の支払を確認できたら金額をリストに入力しているとします。この中から「支払済の人数を数えたい!」という場面です。
![](https://excel-skillup.com/wp-content/uploads/2023/09/COUNT.png)
Enterキーを押して数式を確定させると…
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![](https://excel-skillup.com/wp-content/uploads/2023/09/COUNT-4.png)
COUNT関数では数値だけを数えるので、「支払金額」が数値で入力されたセルだけを数えます。メモとして文字列で「未入金」、「キャンセル」と入力したセルは数えません。
数値って何?
数値とは半角で入力した数字なので、次のように全角で入力された数字はCOUNT関数では除外されます。
![](https://excel-skillup.com/wp-content/uploads/2023/09/count-3.png)
上のように数字が文字列で入力されてしまう場合は、「セルの書式設定」で「数値」を選択して、再度入力してみてくださいね。
COUNTA(カウントエー)関数は数値も文字列も数える!
数値または文字列が入力されたセルの個数を数えるCOUNTA関数。次のように入力します。
=COUNTA(数えたい範囲)
さっきと同じ表でCOUNTA関数を入力してみましょう。
![](https://excel-skillup.com/wp-content/uploads/2023/09/COUNTA.png)
Enterキーを押して数式を確定させると…
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![](https://excel-skillup.com/wp-content/uploads/2023/09/COUNTA-3.png)
COUNTA関数で数値と文字列のセルを両方数えられましたね。人数全体を数えたい場合などで活用できそうですね。COUNT関数とCOUNTA関数の違いを理解して、使い分けてみてくださいね。
COUNTIF(カウントイフ)関数は条件に一致するセルを数える!
COUNTIF関数では指定した条件に一致するセルの個数を数えます。
=COUNTIF(数えたい範囲,検索条件)
さっきと同じ表で「キャンセル」と入力されたセルを数えてみましょう。COUNTIF関数で次のように入力します。
![](https://excel-skillup.com/wp-content/uploads/2023/09/COUNTIF.png)
Enterキーを押して数式を確定させると…
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![](https://excel-skillup.com/wp-content/uploads/2023/09/COUNTIF-2.png)
・数えたい範囲▶B3:B6
・検索条件▶"キャンセル"
・検索条件▶"キャンセル"
▶引数をつなげて、=COUNTIF(B3:B6,"キャンセル")
「キャンセル」のセルの個数を数えられましたね。検索条件を文字列で指定する場合は「"」を前後につけるのを忘れずに!
応用編:等しくないセルを数える
「等しくない」を意味する「<>」を使用して、「キャンセルではない」セルを数えてみましょう。
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![](https://excel-skillup.com/wp-content/uploads/2023/09/COUNTIF-4.png)
・数えたい範囲▶B3:B6
・検索条件▶"<>キャンセル"
・検索条件▶"<>キャンセル"
▶引数をつなげて、=COUNTIF(B3:B6,"<>キャンセル")
COUNTIF関数でキャンセル以外の人数を数えられましたね!応用として覚えておくと、活用の幅が広がりますよ!
応用編:検索条件の書き方
他にもCOUNTIF関数では以下の検索条件が使用できます。場面によって使い分けてくださいね。
=COUNTIF(A1:A10,100) | 100のセルを数える |
=COUNTIF(A1:A10,"<100") | 100よりも小さいセルを数える |
=COUNTIF(A1:A10,">100") | 100よりも大きいセルを数える |
=COUNTIF(A1:A10,"<=100") | 100以上(100も含む)のセルを数える |
=COUNTIF(A1:A10,">=100") | 100以下(100も含む)のセルを数える |
=COUNTIF(A1:A10,"<>100") | 100ではないセルを数える |
=COUNTIF(A1:A10,"") | 空白のセルを数える |
=COUNTIF(A1:A10,"<>") | 空白ではないセルを数える |
=COUNTIF(A1:A10,"○○") | ○○(文字列)のセルを数える |
=COUNTIF(A1:A10,"<>○○") | ○○(文字列)ではないセルを数える |
この基本を覚えておくと様々な場面でCOUNTIF関数を使いこなせますよ!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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