SUMIF関数とは…条件を満たすセルの合計を計算
SUMIF関数とは、設定した検索範囲の中から条件を満たすセルを抽出し、合計を計算してくれる関数です。
例えば、次の図のように「帳簿から費目別の合計を出したい!」という場合など、グループ別の合計を集計するときに大活躍します。
・支出額や予算額を費目別に合計したい
・売上額を担当者別や店舗別に合計したい
名前のとおり、過去に紹介したSUM関数とIF関数を組み合わせた関数と考えるとイメージしやすいです。SUMIF関数を使うと、条件(IF)で抽出したセルを合計(SUM)することができ、集計作業が時短できますよ!
【Excel初心者必見】IF関数の基本・便利な使い方を徹底解説!エラーチェックに便利!
【Excel初級】SUM関数の基本・使い方を完全解説!【初心者必見】
ぜひ最後まで読んで、SUMIF関数を使いこなしてくださいね!
SUMIF関数の基本説明
SUMIF関数は次のように入力します。
・合計範囲▶足し算したい範囲
SUMIF関数の便利な使い方
便利な使い方解説 基礎編
身近な例として、家計簿を例にSUMIF関数を説明したいと思います。
以下のような家計簿から費目別の合計金額を集計したい、という場面でSUMIF関数を使ってみましょう。
まずは必要な3つの引数を整理してみましょう。
検索条件▶"食費"
合計範囲▶E3:E10(絶対参照で$E$3:$E$10)
▶3つの引数を整理して、=SUMIF($C$3:$C$10,"食費",$E$3:$E$10)
上記のようにSUMIF関数を入力すると、「検索範囲」から「食費」を探し出し、食費に対応する「合計範囲」の金額を合計してくれます。
数式を入力したらEnterキーを押して、計算結果を確認してみましょう。きちんと「食費」の金額が合計されていますね。
続いて、同様に「日用品費」「交際費」もSUMIF関数で集計してみましょう!さっき入力した数式を下の行までコピーして、「検索条件」を「交際費」、「日用品費」に修正すればOKです。
ただ、検索条件を手入力で「交際費」「日用品費」と入力するのは面倒くさいですよね。費目がたくさんあっても対応できるように、もう少し効率化してみましょう。
便利な使い方解説 応用編
効率化するため、次のように検索条件を「"食費"」の文字列ではなく、セルで指定します。
検索範囲と合計範囲は絶対参照で入力していましたが、検索条件「H5」は絶対参照にはしません。
あとはそのまま下の行までコピーすれば、検索条件がH6、H7とずれて、自動的に交際費と日用品費を集計するSUMIF関数になりますよ。
この例では検索範囲と合計範囲を絶対参照で入力、検索条件は絶対参照で入力しないことがポイントになっています。
絶対参照については、こちらの記事をご覧ください。
【Excel初心者向け】絶対参照とは?基本説明と便利な使い方を解説
ちょこっと時短できるので、ぜひ試してみてくださいね。
SUMIF関数の注意点
検索条件を文字列で入力する場合は前後に「"」をつける
検索範囲と合計範囲は同じ行範囲を指定する
SUMIF関数では、検索範囲と合計範囲の行範囲がずれていると、正しく計算されません。
下の図では検索範囲は3行目から10行目を指定しているのに対し、合計範囲は1行目から12行目を指定しています。
このように入力してしまうと正しく計算されないため、検索範囲と合計範囲は同じ行範囲となるよう注意しましょう。
おすすめ:検索範囲と合計範囲を列選択
ミス防止のためには、検索範囲と合計範囲を列選択で「C:C」、「E:E」と入力するのもおすすめです。
数式がすっきりして見やすいですし、範囲選択のミスも防止できます!
また、複数条件でデータを集計したい場合はSUMIFS関数で集計できます。
【画像付き】SUMIFS関数を徹底解説!複数条件のデータを集計を攻略!【Excel】
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ぜひSUMIF関数をマスターして、実践してみてくださいね。
↓↓ランキング参加しています!応援よろしくお願いします!
よかったら他の記事もご覧ください。
【Excel】SUBTOTAL関数を徹底解説!見えてるセルだけ合計!小計と合計の表に便利
【Excel初心者必見】&の使い方をわかりやすく解説!文字列やデータをつなげる!
【Excel中級】DATEDIF関数の基本説明!年齢や期間・日付を自動計算!
【Excel初心者向け】絶対参照とは?基本説明と便利な使い方を解説
コメント