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【Excel】SUBTOTAL関数を徹底解説!見えてるセルだけ合計!小計と合計の表に便利

初級
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SUBTOTAL関数とは…

SUBTOTAL関数とは、合計(SUM関数)や平均(AVERAGE関数)、カウント(COUNT関数)等の計算ができる便利関数です。特に次のような場面で大活躍します。

SUBTOTAL関数はこんなとき便利!
・フィルターをかけて、見えてるセルだけ合計したい
・小計と合計がある表を効率化したい(小計を除いて合計を計算したい)

こんなときはSUBTOTAL関数で解決!

SUM関数では、次のようにフィルターをかけたとき、見えていないセルまで合計されてしまいます。
このお悩みはSUBTOTAL関数を使えば解決します!
また、小計と合計がある集計表って地味に範囲選択が面倒に感じませんか?
SUBTOTAL関数を使えば、もっと効率化できます!
それでは、早速SUBTOTAL関数の使い方を詳しく見てみましょう。

SUBTOTAL関数の基本説明

SUBTOTAL関数は次のように入力します。

=SUBTOTAL(集計方法,参照データ)

集計方法と参照データとは

集計方法

集計方法は次のリストから番号で指定します。たくさんありますが、今回は「9」を指定して合計を求めます。

集計方法 集計内容 同じ働きの関数
1または101 平均値を求める AVERAGE
2または102 数値の個数を求める COUNT
3または103 データの個数を求める COUNTA
4または104 最大値を求める MAX
5または105 最小値を求める MIN
6または106 積を求める PRODUCT
7または107 不偏標準偏差を求める STDEV.S
8または108 標本標準偏差を求める STDEV.P
9または109 合計を求める SUM
10または110 不偏分散を求める VAR.S
11または111 標本分散を求める VAR.P
集計方法の1~11と101~111の違い
どちらもフィルター機能で見えていないセルを除外する点は同じです。行選択で非表示化したセルの集計方法が異なります。
・集計方法1~11▶行選択で非表示化している行を集計する
・集計方法101~111▶行選択で非表示化している行を集計しない

参照データ

集計したいデータのセルを指定します。「A1:A10」や「A1,A3,A5」等とセルを指定すればOKです。

SUBTOTAL関数 実践編

実践編① 合計を計算

それでは次の場面でSUBTOTAL関数を入力してみましょう。

=SUBTOTAL(9,D4:D10)
▶集計方法:9(109でもOK)
▶参照データ:D4:D10(合計したい範囲を入力)
数式を入力したらEnterを押します。
SUBTOTAL関数で合計を算出することができました!

SUBTOTAL関数とSUM関数の違い① 見えてるセルだけ合計

ここでフィルターをかけてみましょう。比較のため、SUM関数とSUBTOTAL関数の表を並べました。
担当名でフィルターをかけてみると…
計算結果が違いますね!これはSUBTOTAL関数とSUM関数ではフィルター処理したデータの集計方法が異なるためです。
フィルターをかけたときの違い
SUM関数▶フィルターで見えていないセルも合計
SUBTOTAL関数▶フィルターで見えているセルだけ合計!

集計方法:9と109の違い

続いて集計方法「9」と「109」の違いを見てみましょう。先程までの例では集計方法は「9」を指定していましたが、「109」を指定した場合を並べて比較します。

ここでフィルターをかけてみると…

フィルターをかけた場合は、集計方法「9」と「109」に違いはありません。
続いて行を選択して、非表示にすると…

集計方法によって計算結果に違いが出ましたね。どちらもフィルター機能で見えていないセルを除外する点は同じですが、行選択で非表示化すると違いが出ます。

集計方法の「9」と「109」の違い
・集計方法9▶行選択で非表示化している行も集計する
・集計方法109▶行選択で非表示化している行は集計しない

実践編② 小計を除いて合計を計算

次のように途中に「小計」があり、最後に合計を出すという表。SUM関数を使うと、参照範囲がとびとびで入力が面倒ですよね。

ここでSUBTOTAL関数を使えば、グッと効率化できます。
SUBTOTAL関数には「SUBTOTAL関数が入力された行は、集計から除外する」という特徴があるので、この特徴を利用します。

つまり、あらかじめ「小計」をSUBTOTAL関数で入力しておけば、「合計」はSUBTOTAL関数でデータ全体を指定して集計すればOKです。きちんと小計を除いて計算してくれますよ。

小計がたくさんある表だと、かなり時短になりますし、範囲選択のミスも防止できますね!

ぜひ便利なSUBTOTAL関数を使って、作業を効率化してくださいね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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